みなさん、こんばんは。モリビルです。
ビール、飲んでますか? すいすい水曜日〜は〜・・・? そうです、ビール教室の日です。 先週はウォートを煮込んで、冷却、イーストを加えて発酵開始、というところまででした。 今週はなにをするのかな〜? こちらがわれわれの仕込んだペールエールちゃんです。 先週土曜日に見たときは、激しい発酵をしていたのですが、もうだいぶん静かになっています。 もう一人の受講者レイリーは、この発酵の様子を見るのが初めてだったらしく、オーバーフロー用のチューブにたまった泡やホップのかすを見て、「何が起こったんだ〜!?」と驚いていました。 確かに、あんまり綺麗な外観じゃないけどさ。そんなに驚かなくても・・・。 今日の主な仕事は、いわゆる「澱引き」という過程です。 ホームブリューをする場合、開放系のプラスチックバケツやガラスカーボイの中で行われる一次発酵と、瓶やケグなど密閉系の中で行われる二次発酵に大きく分かれます。 一次発酵の最中に、1回、もしくは2回、ビールを違う容器に移すことがあります。 これはなぜか。僕もモリビール3で初めてやったばかりなので、偉そうなことは言えないのですが、死んだイーストや消費したホップをビールから取り除くことで、ビールがクリアーになる、そして邪魔な香り(オフフレーバーと呼びます)が取り除かれる、のです!(だよね?) オレンジの器具をガラスカーボイの上に取り付け、ぴょこっとでているところから、口で息を吹き込みます。 すると、液面が押されて、サイフォンの管を上っていきます。 サイフォンの頂上まで液が来たら、あとは大気圧の差(上のカーボイと下のカーボイの高さ分の差)を利用して液が勝手に下に移動していきます。 初めて自分でこのサイフォンをしたときは、こんなオレンジの器具も、オートサイフォンという便利な道具もなかったので、四苦八苦しました。 便利な道具は便利です。(<-小学生みたい) じょじょーん、と勢いよく管からビールが出てきます。 下のカーボイに流し込むときに、泡立たないように、壁面を伝わすように工夫します。 酸素が混ざるとよくないんですってー!知ってました、奥さん? ちょっと比重測定用にビールを拝借。 1週間たった時点で、1.022まで下がっていました。元々は1.057(だったよな、たしか)。 来週の瓶詰めまでには1.010付近まで下がっている予定。 比重測定のあと、そのビールを皆で試飲。まだ甘みがあります。 比重はビール中の(発酵可能な)糖分が高いほど重いです。イーストが糖分をアルコールに変換すると、比重が下がります。だから、初期比重と最終比重の差が大きいビールほど高アルコール度数のビール、ということになりますね。 ビールの移動が終わったので、ガラスカーボイを洗います。次に使うときのために。 使っている洗浄剤はPBWというもの。水に入れるとシュワシュワー、と入浴剤のように泡が出ます。 なんか、きれいになりそうだな、見てるだけでも。 澱引き終了〜! もうそんなに激しい発酵はしないので、オーバーフローチューブではなく、エアロックに付け替えます。 これでさらに1週間一次発酵の続きを待ちます。 先週に比べるとやることが少ないです。 来週は瓶の洗浄があるから、忙しいだろうな〜! 一仕事終えたあとは、いろんな人が持ち来んで冷蔵庫に並んでいた、ビールを3人で試飲。 「お〜、こりゃひどい」、「これは大変素晴らしいiPAだ」、「う〜ん、オールドエールならこれくらいの香りかもしれないけど、これはDMS臭がするな」、などのKCのコメントにうなずきながら、あれこれと試したのでした。 じゃ、また来週、水曜日(US時間)をお楽しみに。 みなさんの応援のおかげで、にほんブログ村酒ブログ、現在3位です。 励みになっています。ありがとうございます。 それでは、今日もクリックで、みなさんの「気」をモリビール4、Pale Aleちゃん、ジャーマンピルスナーちゃんに送ってやってください。美味しいビールができること、うけあいです。 それでは、みなさんよいビールを。
by moribeer
| 2007-01-18 16:09
| ビール作り
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